電子部品と半導体の切っても切れない関係

電子部品と半導体の関係を知るには、まずそれぞれが、どんなモノであるのか、どんな働きをするモノなのかを知る必要があります。例えば、インターネットの電子部品の通販サイトの分類を見ると、電子部品と半導体は、大きな分類として別々に分けられています。この分け方には意味があり、電子部品を受動部品、半導体を能動部品と言ったりもします。受動とは、他から動作・作用を及ぼされる、受け身の部品である事であり、能動とは、自分の作用を他に及ぼす働きかける部品と言う意味となります。では、受動部品はどんなモノか見てみると、抵抗器やコンデンサ、ボリュームの他、スイッチ、コイル、コネクタなども分類されています。続いて能動部品の中身を見ると、ダイオード、トランジスタ、マイコンIC、特定の動作をするように作られた機能IC、オペアンプ、電源用ICなど、その中身はダイオードに代表される、半導体の持つ特性である、導体と絶縁体の中間の電気伝導率をもつ物質を利用したもので、この働きがあってのトランジスターラジオであり、液晶テレビでもあるのです。

受動と能動の関係の電子部品と半導体を、色々なモノに例えると

受動=電子部品、能動=半導体で説明を続けます。その例えを、人間の体に例えると理解し易くなります。まず、受動の最たる動きで言うなら、手足は受動的に動いていると言えるでしょう。すなわち、脳からの信号によって神経と言う、いわゆる配線を通じて手足は動いている分けですから、これで脳は、能動的な動作をしている分けです。ではこの脳は、何の目的も無く「動け」と言う信号を手足に送っているかと言えば、その多くは目からの情報を視神経と言う繊細な配線から受けて、何らかの判断と決断を行い目的を達する為に、手足に信号を送っていると言えます。これは身近な車にも例える事が出来ます。エンジンは能動であるし、タイヤと連結されたギヤやシャフト、タイヤなどはエンジンの力を受けて受動的に動いています。ワイパーはモーターの力によって受動的に動いていますし、モーターは能動的にワイパーを動かす役目をしています。

電子部品と半導体の切っても切れない関係をこう例えると分かる

受動と能動の関係において、その動きが複雑化すると、その垣根が無くなる程、密接になって来ます。その例えとして、規定の温度に設定した冷暖房の例えが良いでしょう。26度の温度設定において、温度センサーがコネクターと配線を通じて信号を送ると、メイン基板内のマイコンは温度を今より上げるか下げるかの判断をし、コンプレッサーや風量、風向きを変えるモーターへと、コネクターと配線を介して信号を送ります。この動作を、26度になるまで続ける分けですから、屋外の気温は常に変化している為、一日を見た場合、一時も安定した動きの時は無く、まして、人が頻繁に出入りする部屋であればなお更であり、能動部品と思われたマイコンでさえ、信号を受けたり、出したりと、本当に能動部品かと思うほどの動作となるのです。つまりこの事は、電子部品と半導体は、その一方だけが機能していても、機器の動作としては成立しない事を意味しています。すなわち、この状況が「機器の故障」であり、逆に切っても切れない状態が継続されていれば、正常動作と言う事となり、本来の目的から言っても、この関係は切る事は出来ないのです。